本協会は、「心霊科学研究」と「スピリチュアリズムの普及/実践」の2つを目的としています。
1946年(77年前)に吉田正一、宮沢虎雄、浅野正恭らが立ち上げ、2012年(11年前)に公益財団法人化されました。
日本における心霊科学研究は、浅野和三郎、福来友吉らに始まり、「心霊現象や超常現象が実際に存在する」ということを、純粋に科学的な精神で、科学的方法によって、調査し研究することでした。
今日の科学では、未だ霊魂の存在を完全に証明できていませんし、また、存在しないことも証明できていません。
近年では、量子力学でのコペンハーゲン理論、多世界解釈、素領域論などの仮説もあります。これからの研究は、電磁気学、医学、統計学、社会科学、人文科学に加えて、脳科学、生化学、生物学、量子力学なども加えた幅広いアプローチが必要かと思います。
一方、スピリチュアリズム普及では、「霊魂の存在と、霊界との通信が可能なこと」をシルバーバーチやスウェーデンボルグなどの書籍が多々あり、定着化しています。それを日常の生活にどう活かして、霊性をどう高めていくかが課題と思います。
本協会は、77年の長きにわたってスピリチュアリズム関係の資料や図書を収集しており、現在では総数1万余冊に達しています。今後、図書の電子(PDF)化と閲覧方法の改善に努めてまいります。ご支援、宜しくお願い致します。
理事長 瀬尾育弐 (駒澤大学名誉教授、元医療健康科学部 学部長)