何事も皆自業自得だとはいえ、守護霊は神の約束のもとに何人にもおられる。
煙管(キセル)を例にすれば、口に挟む吸口が守護霊なら雁首は一個の人だ、そのつないでいる竿にヤニが溜まると通りが悪くなる。
常に心して掃除しておかねば、いかに高価のキセルでも、役に立たなくなる。
要は、心霊的な体験を、いくつも持ちながらそれを偶然と思い、守護霊を忘れていやしないか、思えば思われようとするは人情、霊界人はその点、敏感そのものであります。
感謝の念が守護霊と自分の導火線になるのであります。
(上巻221頁、昭和46年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協会)