吉田綾霊談集(68)

吉田綾霊談集

己の心の欲するところ、即ち、欲望を満足させることをもって楽しみとしている人は少なくありませんが、これでは、楽しみを欲求する心にひかれて、却って苦しい境遇におかれるわけであります。


これに反して道、即ち心霊学徒の道に徹した人は、己の心の欲情を満足させることの出来ないところをもって、楽しみとしている時もあります。


それ故、結局は、先祖の因業の中にあって、その辛苦に甘んじ、それを快楽にかえることをたやすくしているのです。

(上巻435頁、昭和53年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協会)

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