どんなに恵まれているかに見える人でも、時により、心に隙間風が吹き抜ける淋しさを否めません。その瞬間、守護の霊との絆に、隙が出来たと思って間違いありません。
人を守護出来得る境地を許されている程の霊は、明るく積極的で、こうと定めたら一目散、やり遂げる迄、努力されています。
人はその波長に合わぬとき、何とも言えぬ侘しさ、淋しさ、何をやっても生き甲斐がない、と嘆くようになります。この世は、明るく素直な心と、努力とが、生き甲斐があるというものです。
(上巻295頁、昭和48年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協会)