与えられた義務はそれを遂行する事によってのみ軽くなる、それから逃げる事によっては決して免れる事の出来ないものであります。
逃げた義務は、支払わない借金の様なもので、その人の潜在意識がからみついています。
与えられた境遇や環境に就いても同じ事です。その境遇や環境が嫌さに、例えば小学校を転校しても同じ課程は必ず学ばなければならない様なものです。
現在の境遇に於いて全力を尽くし、奉仕する事であります。
それによってその課目を卒業し、その熱意如何によりましては、よりよい上級学校にも入学する事が出来ます。
(上巻114頁、昭和43年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協会)