吉田綾霊談集(42)

吉田綾霊談集

すべからく狭き道を取るべし


人の生涯には、二つの道がある。まちがった生涯は広い道、正しい生涯は狭い道とすると、広い道、それはほんとうに楽な容易に行く事が出来、何の決心もいらない。

また、注意も見張りもいらない。ただ、多くの人々の後について行きさえすれば、それでよい道なのです。


狭い道、それは狭くて悪心、邪心、悪い習性など持っていては、通る事の出来ない道です。人はそのどちらの道を選ぶのも自由です。然し、現前楽に見える方が誘惑に陥りやすいものです。
ではどのようにして誘惑に勝つか。


第一、誘惑は魂の試練の為とはいえ、つとめてこれを遠ざける事も、また一つの試練である事を忘れてはなりません。第二、誘惑に対し、いつも心している態度を取る事です。
(上巻202~203頁、昭和45年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協会

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