11月講演会/渡辺 恒夫 氏「死んだらどうなるのか─人文死生学の課題と方法─」

11月の公開月例講演会

「死んだらどうなるのか ─人文死生学の課題と方法─」

講師:渡辺 恒夫 氏  心理学者・東邦大学名誉教授

時 2021年11月28日(第4日曜日)午後1時30分より 
会場 日本心霊科学会館 2階
会費 会員2,000円/一般3,500円
定員 40名 事前予約制

 

オンライン受講、会場受講受付は、11月1日(日)より開始いたします。

◉お申し込みフォーム↓ オンライン受講申し込み(締切ました)

◎オンライン参加の方はすべて後日クラウド録画を視聴できます。
オンライン受講は、クラウド録画込みの受講料になっております。そのため、オンライン参加できない場合でもクラウド視聴のみ(後日クラウド録画を期間限定で配信)のお申し込みが可能です。

◉オンライン参加受講の方へ

オンライン参加は、クラウド録画視聴料込です。講座開催当日にオンライン受講に参加できなくてもOKです。後日配信するクラウド録画(期間限定で配信)で受講できます

◉会場参加(東京・本部会館)の方へ

希望であれば後日、受講した講座のクラウド録画をご自宅で視聴できます。当日会場参加した方に限ります。
動画視聴をご希望の方は、会場受講料(+動画視聴)を、当日会場でお支払いください。
事務局に電話でお申し込みの上、申し込みフォームで(視聴には、メールアドレスが必要)、「会員か一般」かの選択をしてお申し込みください。自動返信メールでお振込での事前支払いのご案内をお送りしていますが、お振込みはぜず、当日会場でお支払いください

【講師より】

死後を真っ向から考える学として人文死生学が提唱されている。対象は自己の死であり、対象領域の確定のために自己と他者が認識論的に峻別され、他者は「私が他の誰かとして生きるような可能世界」と定義される。方法は現象学的な体験の比較を第一歩とする。直接経験を超えるという意味で、「自己の死」と「他者」とは体験様式が似ている。両者の比較から出発し、他者とは時間を異にした私であり、「私が誰かとして生きる可能世界が時間軸上で次々に現実化しては可能世界に戻ってゆく」という死生観モデルが構築されつつあるが、前途は厳しいものがある。

渡辺 恒夫  わたなべ つねお プロフィール

京都大学文学部で哲学を、同大学院で心理学を専攻。博士(学術)。高知大学助教授、明治大学兼任講師などを歴任。東邦大学名誉教授。2003年に人文死生学研究会を設立。主要著書に『人文死生学宣言』(共編著、春秋社、2017)、『夢の現象学・入門』(講談社選書メチエ、2016)、『フッサール心理学宣言』(講談社、2013)、『〈私の死〉の謎』(ナカニシヤ出版、2002)、『輪廻転生を考える』(講談社現代新書、1996)、『トランスジェンダーの文化』(勁草書房、1989)等。

 

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