6月講演会 樫尾直樹「身体・瞑想・宗教―シンギュラリティ以後の霊性」

公開月例講演会
6/25(日)「身体・瞑想・宗教―シンギュラリティ以後の霊性」
講師:樫尾直樹 宗教学者・慶應義塾大学文学部准教授・慶応瞑想研究所主宰

6月25日(日)13:30〜15:30
会場 日本心霊科学会館 2階
会費 会員2,000円/一般3,500円
事前予約制 オンライン受講は6/1午後より受講申し込み受付開始。

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講師より 講演内容について

未来学者によると、まもなくシンギュラリティが到来するという。「シンギュラリティ」とはAIが人間知能を超越する技術的特異点を意味する。その最初の提唱者であるカーツワイルはそうした事態を「スピリチュアル」としている。そのココロは、ホモサピエンスの超越した次元が明示されるということであろう。
しかし、果たしてそうか。本講演では、「身体」「瞑想」「宗教」をキーワードにして、瞑想やその他の行、あるいは固有の身心の質がもたらす、「宗教的」「神秘的」「霊的」「超常的」・・・といった言葉で修飾されて表現されるような諸体験を主題として扱いながら、シンギュラリティ以後の霊性の人類史的意義と社会文化的可能性について、発題したい。

樫尾直樹(かしおなおき)・慶應義塾大学文学部准教授

宗教学者。慶應義塾大学経済学部卒、同法学部政治学科中退。東京大学大学院人文科学研究科宗教学・宗教史学専攻博士課程修了。早稲田大学人間科学部(文化人類学)助手、東京外国語大学外国語学部日本語学科助手、フランス国立高等研究院(宗教学部)客員教授、同科学研究センター(GSRL)共同研究員、韓国東西大学大学院(日本学)客員教授などを経て現職。経済学、政治学、宗教学、文化人類学、日本学、社会学、民俗学・・・、人文社会科学の諸領域を渡り歩く<マルチ・アカデミック・ストレンジャー>。毎日3時間の道教瞑想を日課とし、身体実践を通じた宗教研究(比較瞑想論)を提唱している。慶応瞑想研究所(マインドフルネス・センター)主宰。著書に『スピリチュアリティ革命』(春秋社)、『スピリチュアル・ライフのすすめ』(文春新書)、『慶応大学マインドフルネス教室へようこそ!』(国書刊行会)、『マインドフルネスがよくわかる本』(秀和システム)、”Spirituality as a Way: The Wisdom of Japan”(Kyoto University Press/Trans Pacific Press)など多数。

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