人間は、今与えられている仕事を怠けようと思えばいくらでも怠けられるし、又勤勉に働こうと思えば人一倍働けます。
それがその人間には、他の動物と異なって自由性を持っている所であります。
この自由性を持つが故に、自分の行った事については、常に責任という裏付けが有る理であります。従って自分の行った事が、善であれば善の報いあり、人間としての法則を踏みはずせば、神仏や人が罰しなくとも、自然に不幸になって行くのは人間の生まれ付きなのであります。
(上巻109頁、昭和42年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協会)