家の中がゴタゴタせず、仕事がうまくいく様にするには、先祖を思い、目上を大切にし、目下を慈しみ、己を虚しくし、人世の為理屈なしに働くことです。必ず霊界は見通して悪い様にはなさいません。
ところが、人の姿や働きぶりのみを気にすると、自分自身遂に故障を起こし、止まって動かぬ機械同然になり、だんだん腐蝕して、遂に生きながらポンコツにされてしまいます。
水も流れぬ水は腐ってしまいます。人も働かず愚痴ばかり言っていて、何の幸せがありましょうや、ありません。
(上巻366頁、昭和50年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協会)