吉田綾霊談集

吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(28)

与えられた義務はそれを遂行する事によってのみ軽くなる、それから逃げる事によっては決して免れる事の出来ないものであります。 逃げた義務は、支払わない借金の様なもので、その人の潜在意識がからみついています。 与えられた境遇や環境に就いても同じ事...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(29)

心霊学徒にして、若し非凡の人物となり、非常なる仕事を成し遂げようとする者は、天地崩るるも動かざる程の志と、勇猛壮烈鬼神もこれを避ける程の気力を要します。 けだし富貴も心を蕩せず、威武にも屈する事が出来ない、而して正義を行うに当たっては水火も...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(30)

道をはずした生活をしている時は、心がイライラして心わびしく暗く、晴れやかな心にはなれません。人としての道を踏み、努力心に燃えている時は心楽しく生き甲斐を感じます。 (上巻121頁、昭和43年、Copyright © 2004 公益財団法人日...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(31)

古い心霊家は別としまして、なまなかの学徒は、何か意にかなわぬ事があると、すぐはげやすいものですが、いくら試みられても屈しない心の強さが欲しいものです。 (上巻150頁、昭和43年、Copyright © 2004 公益財団法人日本心霊科学協...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(32)

「人間この世だけの勝負だ! 死んだら自分と言うものは全く無くなる」と言う事なら、何と味気無いつまらぬ、そして淋しい人生ではないでしょうか。 ところが心霊研究の結果、この自分は死んでも死なない生き通しの自分であって、死とは先祖の大勢居られる次...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(49)

人間の本質を深く分析して、現代社会に同化し、苦難不安の多い人生行路を明るい、楽しい希望を持って、力強く生きぬく道を善導したいものである。 それには、生死一大事とか、往生安楽とか、人生の終着駅、死の問題、死者の冥福などに心を奪われ、今日只今の...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(50)

心霊は、諸の宗教、又、科学以上の世界を取り扱っていますが、科学に反するものでもなく、諸の宗教を否定するものでもなく、これを包むものであります。 従ってすべてを科学的に割り切り、経済的に割り切ろうとする事は早計でありまして、心霊家はこの様な心...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(48)

私共は皆、因と縁によりて作り出されていますが、これを因縁と言い、さき程から言っている有為なのです。 さて、この因と縁も断ち切った所、いわゆる生滅を離れた境地、更に語を変えると、〝生死輪廻〟と申します。迷いに迷いを重ねるその為作造作を離れた境...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(51)

人間の最大の栄光は、一度も失敗しないことではなく、倒れる度に一層勇気を出し起き上がるところにあるのでして、諺にも、「人生七転び八起き」と申しますが、何も七という数や、八という数に特に意味はなく、何回転んでも何回でも起き上がる闘志が人間にとっ...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(52)

安心立命を得て居る人は、心の調和が常にとれて居る人である。心の中心が確立して居る人である。 己の欲すること、己の行う所が常に高級祖霊の欲する所と一致して居る人なのである。従って、心の欲する所に従って行動して則を越えず、即ち人間の道、自然の理...more