吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(81)

心霊学では人間の本体は肉体ではないと言っています。それでは肉体の中で単なる夢を見ているのかと言いますと、決して夢ではありません。夢は目覚めたら消えてしまいますし、普通は前の日の続きの夢を見ません。ところが、肉体の世界、物質の世界は目が覚めて...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(80)

他人は自分が相手を嫌わぬ限り、自分を嫌いません。他人は騙しません。それよりも自分自身に騙されぬ様に常に心掛けましょう。それが人生では最も大切です。いかなる人も、善心と悪心とを持っております。しかし人を見る時は善を見て、悪を見ぬ様につとめまし...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(79)

他を赦しなさい。赦さない心は縛る心です。その貴方の心は貴方の中にあるのですから、相手を縛る前に、まず、自分自身を縛ってしまう事になります。その結果、貴方の生理作用は縛られ、病気が起こって来るものであります。関節の不自由や、肉体のある部分の硬...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(56)

霊の世界は実態であり、物質的利益はその映像でありまして、物的利益を先に求めるのは、宝の車を求めてその車の後に馬をつないで居るようなものであります。そこで現世の幸せを求むる前には、出来るだけ自分に与えられた仕事を喜び、誠をもって努力するならば...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(78)

御祖(守護の霊)の御手引きのまま、おまかせの、御祖暮らしを致しましょう。決して間違いはありません。人に両親がある如く、魂にも、両親同様に守護霊、指導霊のお二人の魂の御祖がおられます。そして、この世同様、仕事によって、いろいろな人とのつながり...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(77)

家の中がゴタゴタせず、仕事がうまくいく様にするには、先祖を思い、目上を大切にし、目下を慈しみ、己を虚しくし、人世の為理屈なしに働くことです。必ず霊界は見通して悪い様にはなさいません。ところが、人の姿や働きぶりのみを気にすると、自分自身遂に故...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(76)

「懺悔せんと欲せば、端坐して実相を観ぜよ。衆罪は霜露の如く慧 え能く消除す」と観普賢菩薩行法経にあります。懺悔とは、罪を洗い浄めるという意味です。私は朝にかたき誓いをし、夕は神仏の愛と守護の霊に包まれながら、知らずに犯せし罪、知りながらどう...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(75)

いちいち、人の姿を見て、難癖をつける事は、高級霊の最も嫌われる念であります。「世は鏡、人は鏡」とは、自分に同一の癖を神が見させ給うのであります。人を批判する前に、まず自分を深く掘り下げ、反省してみましょう。(上巻289頁、昭和48年、Cop...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(55)

人生の真の楽しみは、自分の成した事が、誰かの役に立って居るかどうかにあると思います。自分の思い通りになる事は、決して幸せでは無く、何も彼も思うままになると、かえって張り合いが無くなり、足りない事があればこそ生きる張り合いも出て来るのでは無い...more
吉田綾霊談集

吉田綾霊談集(74)

世の中が進むにつれ、義理人情がすたれて来たからこそ、義理人情の厚い人が尊敬され、人が寄って来ると言うものです。人と言う字は、もちつもたれつ、丁度網の目のようなもので、寄り合い結び合い、助け合って生きているものであります。(上巻278頁、昭和...more