吉田綾霊談集 吉田綾霊談集(29) 心霊学徒にして、若し非凡の人物となり、非常なる仕事を成し遂げようとする者は、天地崩るるも動かざる程の志と、勇猛壮烈鬼神もこれを避ける程の気力を要します。けだし富貴も心を蕩せず、威武にも屈する事が出来ない、而して正義を行うに当たっては水火も辞...more 2016.10.15 吉田綾霊談集
吉田綾霊談集 吉田綾霊談集(28) 与えられた義務はそれを遂行する事によってのみ軽くなる、それから逃げる事によっては決して免れる事の出来ないものであります。逃げた義務は、支払わない借金の様なもので、その人の潜在意識がからみついています。与えられた境遇や環境に就いても同じ事です...more 2016.10.15 吉田綾霊談集
吉田綾霊談集 吉田綾霊談集(27) 今や洋の東西を問わず、知識階級の間で、この正しい心霊研究をする者が日につぎ盛んになって来た事は、人間味を深く掘り下げて考えれば考える程、如何なる宗教でも壁につき当たり、自然とその根底に潜む心霊研究せざるを得なくなって来るからであります。この...more 2016.10.15 吉田綾霊談集
吉田綾霊談集 吉田綾霊談集(50) 心霊は、諸の宗教、又、科学以上の世界を取り扱っていますが、科学に反するものでもなく、諸の宗教を否定するものでもなく、これを包むものであります。従ってすべてを科学的に割り切り、経済的に割り切ろうとする事は早計でありまして、心霊家はこの様な心境...more 2016.10.15 吉田綾霊談集
吉田綾霊談集 吉田綾霊談集(49) 人間の本質を深く分析して、現代社会に同化し、苦難不安の多い人生行路を明るい、楽しい希望を持って、力強く生きぬく道を善導したいものである。それには、生死一大事とか、往生安楽とか、人生の終着駅、死の問題、死者の冥福などに心を奪われ、今日只今の足...more 2016.10.15 吉田綾霊談集
吉田綾霊談集 吉田綾霊談集(48) 私共は皆、因と縁によりて作り出されていますが、これを因縁と言い、さき程から言っている有為なのです。さて、この因と縁も断ち切った所、いわゆる生滅を離れた境地、更に語を変えると、〝生死輪廻〟と申します。迷いに迷いを重ねるその為作造作を離れた境地...more 2016.10.15 吉田綾霊談集
吉田綾霊談集 吉田綾霊談集(51) 人間の最大の栄光は、一度も失敗しないことではなく、倒れる度に一層勇気を出し起き上がるところにあるのでして、諺にも、「人生七転び八起き」と申しますが、何も七という数や、八という数に特に意味はなく、何回転んでも何回でも起き上がる闘志が人間にとっ...more 2016.10.15 吉田綾霊談集
吉田綾霊談集 吉田綾霊談集(52) 安心立命を得て居る人は、心の調和が常にとれて居る人である。心の中心が確立して居る人である。己の欲すること、己の行う所が常に高級祖霊の欲する所と一致して居る人なのである。従って、心の欲する所に従って行動して則を越えず、即ち人間の道、自然の理法...more 2016.10.15 吉田綾霊談集
吉田綾霊談集 吉田綾霊談集(23) 物に徹すると芭蕉の持つさびとしおりに徹すると思います。この境地に徹する人は、華麗を避けてその本体を取る様になります。本体は沈静して静けさの底にあるので、自ら素朴になり枯淡になってまいります。それは深くわけ行くと幽玄にして言い難く、しかもいよ...more 2016.10.15 吉田綾霊談集
吉田綾霊談集 吉田綾霊談集(22) 人間は常により良きものに、そしてより高きものに、しかもより優れたものに、そしてより美しきものと、常に向上と進歩を求めて止まないものであります。そこでそれを成し遂げようとするには、現在における自分の働きをより充実させ、より向上するよう努めなけ...more 2016.10.15 吉田綾霊談集